私の主宰する「レイシェル青春映画塾」の第1期生が先日卒塾していきました。
3ヶ月半で短編映画を0から作るチャレンジに成功された方お一人一人には、何か大きなことを成し遂げた自信のような輝きがあります。(1期生インタビュー動画がオフィシャルサイトに掲載されていますのでご覧ください。https://www.seishuneiga.com)
今回は年長の方も多く、実に深みのある作品群となりました。
私の塾で初めて誕生した映画監督たちとはもう次の作品のことを話しています。
塾を離れても映画は作り続けてくれるようです。
塾生の残した作品に私も大変感銘を受けました。
1期生のある女性は是非これをやりたいという作品があって、入塾してきました。
しかし、規模や状況、季節が合わず今回は断念することになりました。
その女性の素晴らしいところは、やりたい作品を断念して、めげてしまわなかったところです。
やりたかった作品が出来ないのですから多くの方は撤退を考えると思いますが、その女性は撤退せず、別のアイディアを育てたのです。
結局、そのアイディアをもとに自分が語り手となった映像詩を完成させました。
映像詩やセルフドキュメンタリーは、フィクション、ノンフィクションの垣根を超えて、自分の表現したかったことを表現する手法です。
時としてドラマよりも素晴らしい表現となり、強い印象を残します。
その女性の映像詩で語られていくご自身の心の真相は私の心を揺さぶり、日頃滅多に感情的にならない私ですら不覚にも涙をこぼしてしまいました。
その方の映画は映画祭などを控えていますからここでは発表出来ないのが残念です。
実は映画は、絶対にドラマでなくてはならない、と言うことはございません。
その人その人に、いやもっと言うとその作品その作品に必要な形式というものがあり、最適な形を探すのも映画づくりの醍醐味です。
その方の場合、さまざまな状況が重なった上での必然的な映像詩制作でしたが、本人の持つテーマにピッタリ合っていたと思います。
固定観念を振り払って自由になれるのが映画制作です。
現代は自由を実感として持ちながら生きている人は少ないように思えます。
・・・あなたはいかがでしょうか?
自由な精神を持っていますか?
実は今、全国の、人情に厚い80館の映画館でレイシェル青春映画塾のチラシを置かせてもらっています。そのチラシから入塾する方も増えてきました。
与えられた映画を観る方だった人が、どんどん自分の映画を作る方に舵を切っています。
映画で自由の翼を手に入れませんか?
レイシェル青春映画塾 園田
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